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2005.07.07

【274冊目】声に出して読めないネット掲示板

書籍情報


4121501144声に出して読めないネット掲示板
荷宮 和子 (著)

出版社:中央公論新社
ISBN: 4121501144
オススメ度 ★★★
匿名掲示板を通して、今の日本を考える



ほんのツブヤキ
このまま「日本は殺伐としたダメな国」になる道を突き進んでしまうのでしょうか。

2003年8月1日、広島平和記念公園に保管されていた折鶴に火がつけられ、約14万羽が焼失。
犯人は関西学院大学4回生。
動機は、「就職が決まらず、むしゃくしゃしていたから。
「殺伐とした社会」に育った世代が、「破天荒なことを思いつき実行する」21世紀初頭の典型的な事件。

その数日後、匿名掲示板にこんなスレが立つ。
「とりあえず政治的信条は抜きにして、我々でこの事件の埋め合わせをしませんか?」
終戦記念日までに14万羽の折鶴をおって、広島に届けようという呼びかけ。

この呼びかけに2チャンネラーが立ち上がります。

「とりあえず。
14万は無理だから、
おってみようよ。」

「無理」だから、「やっちゃお~。」
いい意味で、大人になれない人たちが、次第に結束、そこに「鉄道オタク」が加わって、一大イベントに発展。

「反戦思想」、「国家」と「人間」、さまざまな主義主張が飛び交う中、この「折り鶴オフ」は、最終的に終戦記念日に26万羽の折り鶴を広島に届けることになります。

これで、終われば、この「折り鶴オフ」は、すっごくいい話。
けど、それだけで終わらないのが、「2チャンネラー」。

献鶴は、無事実現したのであるが、「箱男」の出現、平和の泉を土足で踏みにじった上、胴上げ、酒盛り等々、 献鶴参加者の振る舞いが問題視され、「もう台無し」という騒ぎにまで発展。

さすが、といえば、さすがなんだけど、なんともねぇ。

本書は、この一連の「折り紙オフ」の経緯を追いながら、匿名掲示板に見え隠れする、今の日本の若者の本質を鋭くえぐりだした一冊です。



わたしのヒラメキ


荷宮さんは、「匿名掲示板=負け組みの憂さ晴らしの場」といっています。
そして、「匿名掲示板が殺伐としているのは、現実の世界が殺伐としているから」で、「普段匿名掲示板を利用している人=(負け組みの)俺よりも下の人間が必ずいる」ということを信じたいために、懸命に書き込みを続ける人たち」だ とも言っています。

けど、「匿名掲示板」って、それだけのものなのかなぁ。
「2チャンネル」とかって、もっと 奥が深そうな気がするなぁ。

いや、正直、よくわかんないんだけどもね。



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peko

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