« 大阪でおどろいたこと その二 | Main | 【231冊目】毎月新聞 »

2005.03.16

【230冊目】パーマカルチャー―農的暮らしの永久デザイン

書籍情報


パーマカルチャー―農的暮らしの永久デザイン
ビル モリソン , レニー・ミア スレイ (著), 田口 恒夫 , 小祝 慶子 (翻訳)

出版社: 農山漁村文化協会
ISBN: 454093029X
オススメ度 ★★★★★
私の理想です。



ほんのツブヤキ
パーマカルチャーとは人間にとって恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のこと。

だから、パーマーカルチャーには、建築学、生物学、農学、林学、畜産学など たくさんの学問や、技術が組み合わさってなりたっています。

ニュージーランドでかなりの数の実践者がいるようです。

何年か前に そのニュージーランドでパーマカルチャーを実習してきて、実際に日本でパーマカルチャーを実践しているかたの公演を聴く機会がありました。

ちなみに、このかたです。酒匂 徹さん 

その公演を聴いて、私は、すっかりその考え方のとりこになってしまったのです。

パーマカルチャーの核心は、デザイン(設計)です。
物と物との関連性を考えてそれらを適所に配置していく。

例えば、ニワトリについて考えてみましょう。

第一にニワトリの生得的特徴をあげてみます。
 ・えさをあさってひっかく
 ・歩く
 ・ちょっとだけ飛ぶ
 ・朝になると鳴く
 ・卵を産む      などですね。

第二に、ニワトリの基本的ニーズを列挙します。
 ・巣箱、小屋
 ・砂浴び場
 ・水
 ・えさ        などです。

最後に ニワトリの生産物ないしアウトプットするものを列挙します。
 ・卵
 ・肉
 ・鶏糞
 ・炭酸ガス
 ・熱        などです。

これで、ニワトリに関する情報がすべてそろいました。
これを元に ニワトリとの関連性を考えて、どこに小屋や砂浴び場などを設置すればよいのかを考えるのです。

例えば、人間。
人間は、家から出る生ゴミの大部分をニワトリに餌として与えられます。
一方、ニワトリは、人間に卵などの食物をあたえてくれます。
だから、調理場の近くにニワトリ小屋があったほうが便利そうです。

例えば、温室。
温室は、昼間は、熱を我々に与えてくれ、我々人間には食物を、ニワトリには野菜くずをいくらか出してくれます。
反対にニワトリは、温室に対して、肥料(鶏糞)を与えてくれますし、温室とニワトリ小屋を隣接させておけば、夜には、ニワトリの体温で温室が暖房されます。

こんな風に 互いの関連性を考えながら、デザインをしていき、一つの大きな生態系のシステムを、恒久的持続可能な環境を作りだしていくのです。



わたしのヒラメキ



ニワトリの自然な行動(例えば、自分でえさをあさって食べること)をやめさせたとたん、人間のほうがそれに代わる仕事をしなくてはならなくなります(人間が、毎日、えさを与え続けなければならなくなります。)。

ニワトリを自然に行動させ、適正なところに放しておけば、ニワトリは、かってにたくさんの仕事をしてくれます。

例えば、収穫の終わった畑にニワトリを放しておけば、その場のすべての植物をかたづけ、土をひっかいて天地返しし、あとには肥料(鶏糞)を残してくれます。

ビル モリソンさんは、労働と汚染は、誤ったデザイン、不自然なシステムが、生み出したものだといいます。

これは、現在の人間社会をすごく風刺した言葉に聞こえるのは、私だけでしょうか。


<幸せな成功をつかむためのヒント>

誤ったデザイン、不自然なシステムは、
労働と汚染を生み出す。





パーマカルチャー、ビル モリソンさんに興味をもたれた方
管理人の一番の励げみとなる、応援のクリックお願いします!
▲▲▲BlogRankingへ応援のクリック▲▲▲



peko

|

« 大阪でおどろいたこと その二 | Main | 【231冊目】毎月新聞 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10912/3317404

Listed below are links to weblogs that reference 【230冊目】パーマカルチャー―農的暮らしの永久デザイン:

» 農的暮らし/Rainmaker/永久デザイン [スローライフに移行する先人の知恵と秘密]
農的暮らしへの移行の際に不安になる経済的な側面。 お金で食を買うコストを、現地で自給するという発想もなかなか全国的に生まれているようです。ただ本当にそれが現実的... [Read More]

Tracked on 2005.03.30 at 08:38 PM

» 持続可能な社会「パーマカルチャー」の創始者が来る [P-Blogアイデア&インプレッション]
「持続可能な社会を」という言葉を良く聞きますが。それに対し、いろんな人が、いろんな方法を試しています。そんな、持続可能な社会の提案の一つが「パーマカルチャー」です。「パーマカルチャー」とは、パーマネントという持続するという言葉と、農業のアグリカルチャー...... [Read More]

Tracked on 2005.04.21 at 10:59 PM

« 大阪でおどろいたこと その二 | Main | 【231冊目】毎月新聞 »